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pathping

pathpingコマンドとは

 ネットワークコマンドには、IPアドレスやドメイン名を指定して相手先の接続状況を確認する「ping」コマンドやインターネットやイントラネット内でルーターを経由していくデータの流れを確認する「tracert」コマンドなどがありますが、「pathping」コマンドは、pingコマンドとtracertが合体したようなコマンドで、pingコマンドやtracertコマンドよりも詳細な情報を確認することができます。

 このコマンドは、経路上の各ルーターに対して指定時間、指定回数のパケットを送信し、その伝達に要した所要時間とパケット損失の計算を行います。相手先のコンピュータが稼動状態にあるかはもちろんのこと、伝送途中で問題のあるルーターやサブネットワークなどを判別することができますので、ネットワークの障害発生時やメンテナスなどに活用することができます。このコマンドの主な機能は次のとおりです。

  • 指定したIPアドレス、ドメイン名への伝送経路を一覧表示します。
  • 伝送経路に関する統計時間を表示します。

※pathpingコマンドはネットワーク内のルーターに対して一定時間、断続的に応答要求パケット送信し、ルーターが返送する応答確認パケットを受信することによって統計情報を計算しています。したがって頻繋にpathpingコマンドを利用するとネットワークトラフィックの増大が予想されるため注意する必要があります。

コマンドの形式と事例

pathping (option) [hostname/IPaddress]
pathpingとオプション及びパラメータの間には半角スペースを入れて活用してください。

■利用事例
 pathpingコマンドにパラメータとして相手先サーバーやルーターのIPアドレス、またはドメイン名を入力して実行すると、pathpingコマンドは、DNSによる名前解決を行い、伝送経路を表示します。次に、しばらく時間を置いて、伝送経路における統計情報を表示します。

このように、pathpingコマンドの結果一覧は、大きく2つに分かれます。前半は伝送経路の探索結果で、後半はpingコマンドによる応答要求コマンドの送信から応答確認パケットの受信間での所要時間とパケットの損失(損失率)が表示されます。

※1:最大ポップ数30回に設定されていることが表示されますが、例では12回で解決しています。
※2:後半は統計情報表示に300秒かかることが表示されます。これは、ping送信間隔0.25秒×問い合わせ回数100回×ポップ14回から算出される最短所要時間です。pingタイムアウトの初期値は最大3秒ですので、これ例では、実際に最悪3倍の所要時間が予想されます。より短時間での応答を得るためには、精度は落ちますが、問い合わせ回数少なくして試行する方が現実的です。
※3:ポップ回数が表示されている行には、ルーターのアドレスが表示され、「Source to here」は受信時の状態、「This Node/Link」は、そのルーターでの状態を示しています。「Lost/Node/Link」は、損失/送信成功(問い合わせ回数)=パケット損失率を示し、受信時の状態とルーターでの状態の組み合わせを確認することで、損失が経路上で発生している(回線混雑等)のか、ルーターで(例えばソフトウェアルーターの過負荷で)発生しているのかを確認しているのかを確認することができます。

オプションとパラメータの機能

pathpingとオプション及びパラメータの間には半角スペースを入れて活用してください。

-g [ホストリスト]
ルーターを指定して検索経路を限定します。


-h [最大ポップ数]
相手先を検索する際の最大ポップ数を指定します。


-nルータのIPアドレスをDNS名前解決に利用しません。


-p [待ち時間(ミリ秒)]
pingを実行する間隔を指定します。


-q [問い合わせ回数]
ホップ(途中経路)あたりの問い合わせは発行回数を指定します。pingping自体はかなり時間がかかるコマンドですので、とりあえず試してみる場合には、問い合わせ発行回数を少なく設定します。


-R
各ルーター(ポップ数)がRSVP(Resource Resevation Protocol)をサポートするか否かを調べます。RSVPがサポートされると、帯域幅を予約確保することができます。このオプションも、Qosテストの一環です。このオプションは、大文字で指定しなければなりません。小文字では、エラーとなります。


-T
Qos(Quality of Service デービスの品質)テストの一環として利用され、レイヤ2(データリンクレイヤ)優先度タグに対応していない旧型ルーターを識別します。このオプションを優先すると、パケットにレイヤ2優先度タグを追加します。レイヤ2優先度タグに対応していないルーターでは、この不正なパケットとみなして破棄します。これにより、レイヤ2優先度タグに対応していない旧型ルーターを判断することが出来ます。このオプションは大文字で指定しなければなりません。小文字ではエラーとなります。


-w [タイムアウト(ミリ秒)]
問い合わせに対応する回答待ちのタイムアウト時間を指定します。


-?
コマンドプロンプトにヘルプが表示されます。

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