- 2008-02-15 (金) 12:05
- ネットワークコマンドのいろは
nslookupコマンドとは
nslookupコマンドは、コマンドプロンプトにそのまま入力すると、現在設定されているDNS(Domain Name System)サーバ名とIPアドレスを表示するだけですが、ドメイン名やIPアドレスを指定することにより、ドメイン名からIPアドレスに変換することができるコマンドです。主な機能は次のとおりです。
- DNSサーバ名とIPアドレスを確認します。
- ドメイン名とIPアドレスを相互に変換します。
しかし、nslookupコマンドのサブコマンドを利用すると、DNSサーバの情報を表示したり、DNSサーバの設定を変更するなどといった、非常に高度な操作を行うことができます。サブコマンドを使った実際の用途としては、DNSの設定を確認したり、DNSに障害が発生した場合のチェックに使用するといったことが考えられます。DNSに関する専門知識が必要になりますが、DNSに関連した障害の解決には非常に便利なコマンドでもあります。
nslookupコマンドには、「インタラクティブモード」と「非インタラクティブモード」の2つのモードがあります。インタラクティブモードはnslookupのコマンドプロンプト「>」が表示され、サブコマンドをダイレクトに入力することができます。これに対して非インタラクティブモードは、nslookupコマンドの後にサブ子コマンドを入力して、さらにオプションやパラメータを入力して実行することになります。
ひとつのコマンド、またはサブコマンドを実行するのであれば、非インタラクティブモードの方が1行ですみますが、DNSサーバの動作確認や設定など、複数のサブコマンドを使う場合には、インタラクティブモードの方が便利でしょう。インタラクティブモードにするにはコマンドプロンプトから「nslookup」とだけ入力します。非インタラクティブモードの場合には、「nslookup」に続けて「-」をつけたサブコマンドと、オプションやパラメータを設定します。
コマンドの形式と事例
nslookup (HostName/IPaddress)
nslookupとオプション及びパラメータの間には半角スペースを入れて活用してください。
■DNSサーバを表示してインタラクティブモードにする
コマンドプロンプトから、nslookupコマンドのみ入力すると、利用しているコンピュータの初期設定になっているDNSサーバのドメイン名と、IPアドレスが表示され、現在のDNSサーバを確認することができます。
また、この入力方法によって、nslookupコマンドのプロンプト「>」が表示され、インタラクティブモードに入ることができます。これ以降は「nslookup」と入力しなくても、nslookupコマンドのサブコマンドを実行することができます。インタラクティブモードを終了して通常のコマンド「EXIT」を使います。

※1:現在設定されているDNSサーバのサーバ名とドメイン名が表示されます。
※2:現在のDNSサーバのIPアドレスが表示されます。
※3:インタラクティブモードになり、nslookupコマンドのプロンプトが表示されます。インタラクティブモードを終了するには、nslookupコマンドのプロンプトで「EXIT」(小文字でも可)と入力します。
■ドメイン名とIPアドレスの変更を行う
コマンドプロンプトからnslookupコマンドに、パラメータとしてドメイン名を入力すると、DNSサーバ名と、指定したドメイン名に対応するIPアドレスが表示されます。また、IPアドレスを入力すると、対応したドメイン名が表示されます。

※1:「Micorosoft.com」のIPアドレスを調べます。
※2:現在設定されているDNSサーバ名が表示されます。
※3:現在設定されているDNSサーバのIPアドレスが表示されます。
※4:指定したドメイン名が表示されます。
※5:指定したドメイン名に対するIPアドレスが表示されます。
※6:「Micorosoft.com」のIPアドレスのひとつを入力して、対応するドメイン名を調べます。
※7:指定したIPアドレスのドメイン名が表示されます。
■現在稼動しているコンピュータの一覧を表示する
ここでは、インタラクティブモードのプロンプトから、サブコマンドの「ls」と、パラメータの「ドメイン名」を入力すると、現在稼動しているDNSを使用したドメインに付属するコンピュータの情報が表示されます。このようにnslookupコマンドを利用して操作を行うには、WindowsのTCP/IP設定で最低ひとつのDNSサーバが指定されている必要があります。また、Windowsで設定されているDNSサーバが、nslookupの既定のDNSサーバとなっており、特にDNSサーバの指定をしない限りは、このDNSサーバを参照します。
